2012年09月18日

カンガルー日和 (村上 春樹)

★★★★☆

とても多くの超短編からなるが、1つだけ短編と呼んでいい長さのものがあって、それが「図書館奇譚」という最後のやつ。これが一番よかった。

定番の羊男が出てきていた。しかし、何が書きたいのかはさっぱりわからなかった。難解さも含めていかにも村上春樹。「やっぱいいなー」と思わされてしまった。

【ほかに読んだ村上春樹の本】
- ねじまき鳥クロニコル
- アフターダーク
- 東京奇譚集
- レキシントンの幽霊

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2012年09月13日

レキシントンの幽霊 (村上 春樹)

★★★☆☆

「レキシントンの幽霊」、「緑の獣」、「沈黙」、「氷男」、「トニー滝谷」、「七番目の男」、「めくらやなぎと、眠る女」の7編からなる短編小説。

「沈黙」と「七番目の男」がなかなかよかったかなー。

作者注によると「めくらやなぎと、眠る女」は「「蛍」という短編と対になったもので、あとになって「ノルウェイの森」という長編小説につながっていく系統のものですが、「蛍」の場合とは違って、このと「めくらやなぎと、眠る女」と「ノルウェイの森」のあいだにはストーリー上の直接的な関連性はありません」と書いてあった。まさにそのとおりだった。へーっていう感じ。

まったく覚えてないんだけど、今回読んだのは2回目らしい。前にも1度すでに買っていた。

【ほかに読んだ村上春樹の本】
- ねじまき鳥クロニコル
- アフターダーク
- 東京奇譚集
- カンガルー日和

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2012年09月09日

東京奇譚集 (村上 春樹)

★★★★☆

「偶然の旅人」、「ハナレイ・ベイ」、「どこであれそれが見つかりそうな場所で」、「日々移動する腎臓のかたちをした石」、「品川猿」の5編からなる短編集。

こういうとりとめもないものを書いてもいい作品になるのがまさに才能と思う。なんてことないようにみえるんだけど、読み語替えがある。「品川猿」はちょっと伊坂幸太郎っぽい感じもしたな。もともと個人的には似ていると思っているから。。

【ほかに読んだ村上春樹の本】
- ねじまき鳥クロニコル
- アフターダーク
- レキシントンの幽霊

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2012年09月02日

この世の全部を敵に回して (白石 一文)

★☆☆☆☆

これはつまらなかった。そもそもこれ、小説って呼んでいいんだろうか? 作者の思ってることが目白押しで、何のストーリーもなく、これ以上ないくらいストレートに書いてあるけど、まったく物語じゃないんだよね…。

【ほかに読んだ白石一文の本】
- 僕のなかの壊れていない部分
- 一瞬の光
- すぐそばの彼方
- 不自由な心
- 草にすわる
- 永遠のとなり
- 私という運命について
- どれくらいの愛情
- 心に龍をちりばめて
- この胸に深々と突き刺さる矢を抜け

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2012年08月25日

アントキノイノチ (さだ まさし)

★★★☆☆

まあまあだけど、こんなものが映画になるのかーとは思った。

そもそも松井くんに人気が出ることにリアリティーがない。みんなそんな騙されるほど、馬鹿じゃないですよ、いくら高校生とは言え。あんな化けの皮、すぐにはがれると思う。なのにどうしてみんな気づかないのか。そんなところにリアリティーがない。

まあ、所詮は小説だと思えばいいのだけど。

【ほかに読んださだまさしの本】
- 解夏
- 精霊流し

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2012年08月23日

うつくしい人 (西 加奈子)

★★★★★

これはいい本。うーん、うなってしまう。梨木香歩的な世界観を持ちつつ、自分なりの味もある感じ。言いたいこともよく伝わってくる、とてもいい作品。

坂崎さんは今後どうするんだろう?

【心に残った言葉】
- 私は誰かの美しい人だ。私が誰かを、美しいと思っているかぎり。(p. 227)
(これはドラマ「モテキ」の最後のセリフにも通ずるものがありますねー。)

【ほかに読んだ西加奈子の本】
- しずく

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2012年08月11日

ララピポ (奥田 英朗)

★☆☆☆☆

いわゆる群像小説ですね。6編からなる。あんまよくないです。

群像小説にする意味があるんだろうか、となんとなく思ってしまう。1つの編に出てくるほかの人が、次の編での一人称になるわけなんだけど、なんかいまいちなんだよなあ。女の人がAVに出る決心をする理由とかも薄弱だし。

【ほかに読んだ白石一文の本】
- 東京物語

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2012年08月08日

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け (白石 一文)

★★★☆☆

上下巻からなる2冊組。第22回山本周五郎賞受賞作品。

悪くもないけど、よくもないかなっていう感じ。山本周五郎賞ってこういう系だったっけな?

無駄に長い気がする。内容のわりに。白石一文らしいといえばらしいんだけどさ。

【ほかに読んだ白石一文の本】
- 僕のなかの壊れていない部分
- 一瞬の光
- すぐそばの彼方
- 不自由な心
- 草にすわる
- 永遠のとなり
- 私という運命について
- どれくらいの愛情
- 心に龍をちりばめて
- この世の全部を敵に回して


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2012年07月27日

陽だまりの彼女 (越谷 オサム)

★★☆☆☆

2011年おすすめ文庫大賞受賞作品。

「女子が男子に読んでほしい恋愛小説 No. 1」というとてもくだらな帯がついていた本。さらに「ベタ甘な恋愛小説と思わせておいて、おや、ミステリー要素もあるんだなと興味を掻き立て、途中からは悲恋モノ? と不安にさせながら、最終的にはファンタジーでもあったのだと発見させる」なんて書いてある。

要は、そうやっていろいろな要素を詰めて高評価を得ようとしている感じ。賞を得やすい要素をできるだけ盛り込んでいるエンタメ小説と言ったところ。個人的に評価は低いなあ。

それにしても何がベタかって、潮田さんの嫌な人っぷりだよね。あそこまで悪役にしなくても…といった感じ。

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2012年07月24日

イワン・デニーソヴィチの一日 (ソルジェニーツィン)

★★★☆☆

イワン・デニーソヴィチというのは囚人。その囚人を取り巻く1日1日がひたすら書かれている。

そして最後は、こんなふうにして進んでいく、ということで終わってしまう。この作品、どういうところが評価されているんだろうか?

個人的にはおもしろいんだけど、伝えたいことというのがさっぱりわからない、ぼくレベルの人間には…。

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2012年07月14日

世界史 (ウィリアム・H.マクニール)

★★★☆☆

"世界で40年以上よみつがれている名著"という帯につられて素直に勝ってしまった本わーい(嬉しい顔) でも、おもしろかったな。読んでよかったと思う。

こういう本みたいに高校でも世界史を教えてくれてたら、とても興味が持てたのになーと思った。ペルシャとギリシャの戦争とか、十字軍とか、そのあたりのことをもっと知りたいなあと思った。

それにしても、文庫なのに高い本だふらふら


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2012年05月22日

ささやかな永遠のはじまり (盛田 隆二)

★☆☆☆☆

フラれて、不倫して、その人ががんで死ぬんだけど、その人の子どもを産むという話。

思いっきりネタバレなんだけど、それ以上でも以下でもないから書いてしまった。本当につまらない作品。

個人的に不倫のことを悪い何ては少しも思ってないんだけどあまりにくだらなくて、最低評価だなあ。

ただ、印象に残った言葉はあった。

「とにかく自分の幸せをいちばんに考えて。あと、どんな結論を出しても、罪悪感を覚えることはないからね。人は誰でも幸せになる権利があるんだから」(p. 356)

【ほかに読んだ盛田隆二の本】
- 夜の果てまで
- サウダージ
- おいしい水
- ラスト・ワルツ
- ニッポンの狩猟期
- 金曜日にきみは行かない
- リセット

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2012年05月15日

軽蔑 (中上 健次)

★★☆☆☆

なんかねー、あまりよくなかった。どうして真知子がカズさんに惹かれてるのかが、まったく伝わってこないんだよね。ラストも、別に全然よくないし。元通りって、それだけじゃーんって思った。

カズさんの故郷を紀州にしたのは、昔自分がそこをさんざん取材したからかな?紀州を執筆したときにさ。

2011年に映画化もされたらしい。見てないけど。

【ほかに読んだ中上健次の本】
- 鳩どもの家
- 岬
- 十九歳の地図
- 紀州

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2012年05月13日

福星門

値段:★★★☆☆
味:★★★☆☆

JR仙台駅から歩いて10分くらいはかかるかなあ。台湾料理屋さんの福星門

わりと繁盛していた。飲み放題は、6杯も飲んだから簡単に元を取ったわーい(嬉しい顔)

すごく期待してたんだけどね、それほどおいしいというわけでもないよ。まずくもないけど。豚肉と茄子のピリカラ炒めはおいしかったけどね。ナスは好物だからわーい(嬉しい顔)(生ビールは525円のお店。)

豚肉と茄子のピリカラ炒め: 630円
飲み放題(100分): 1500円

ぐるなびクーポンなし
Hot Pepperクーポン
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2012年05月11日

架空の球を追う (森 絵都)

★★★☆☆

11編からなる短編集。わりと森絵都っぽくなかったな、いい意味でも、悪い意味でも。

いい意味としては、リアリティがあってよかったと思う。「銀座か、あるいは新宿か」なんて、とてもふつうだ。

悪い意味としては、森絵都の本に求めてるものがまったく出てこなかったかあという感じ。

個人的には「太陽のうた」がよかったな。これ、もっと広げて、長編にしてほしかったなー。

【ほかに読んだ森絵都の本】
- アーモンド入りチョコレートのワルツ
- つきのふね
- 永遠の出口
- 風に舞いあがるビニールシート
- カラフル
- カラフル
- リズム
- いつかパラソルの下で

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2012年05月10日

仏果を得ず (三浦 しをん)

★★☆☆☆

三浦しをんにしては駄作だなあという感じ。どこがいいのかいまいちわからない。読みやすくはあるけど。

兎一郎の、恋をうまくいかすために大事なものはセックスのうまさだという発言には笑ったわーい(嬉しい顔)

【ほかに読んだ三浦しをんの本】
- まほろ駅前多田便利軒
- 私が語りはじめた彼は
- 格闘する者に○
- むかしのはなし
- 白いへび眠る島
- 月魚

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2012年05月09日

夏休み (中村 航)

★★★☆☆

とても中村航らしい作品。一瞬で読み終わってしまう。とてもいいという感じではなく、まあまあかな。

ちょっと納得いかないのが、ほんとにゲームで別れる別れないを決めようとするユキと舞子さん。それはちょっとありえないと思う。そんなことは現実的でないというか、ほんとに好きだったらそんなことはしない、と個人的には思っちゃうから、ほんとに好きではないんじゃないか?って思えてきてしまって、登場人物に共感できなくなってしまう。

それはさておき、草津温泉のシーンがあるんだけど、いいなあ、ああいう旅行。ああいう旅行してみたい。。。

それからユキのお母さんの↓の発言はちょっと印象に残ったな。

「筋肉とかそういうものに囚われてはダメよ。本当に健康な人はスポーツなんてしないんだから。色白で痩せてて、風邪? そういえばここ何年もひいてないな、なんて人が一番長持ちするのよ」(p. 64)

【ほかに読んだ中村航の本】
- リレキショ
- 絶対最強の恋のうた
- 100回泣くこと
- ぐるぐるまわるすべり台
- あなたがここにいて欲しい
- 僕の好きな人が、よく眠れますように

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2012年05月07日

タイニー・タイニー・ハッピー (飛鳥井 千砂)

★☆☆☆☆

うーん、これははっきりつまらない。こんなにつまらないとはっていう感じ。本についてる帯ではなんだかとてもおもしろいようなことが書いてあったのに。なんだかなぁ…という感じです。

そもそもこの本、ドラマのような登場人物がたくさん出てくるんだけど、この人たちの人生は決してサクセスストーリーなわけではない。まあ、こんな人生もありか、という感じが多い。この本をこう評価する人というのは結局、そういうストーリーを読んで、柔らかい気持ちになりたいという人たちなんじゃないだろうか。つまり、人生に疲れているというか、後ろ向きというか…。

はじめから自分の人生が好きで、前向きな人には、なんだか陳腐な物語集にしか見えない。「切なくも温かいラブストーリー」、ねぇ。。。

最後に、北上次郎の解説がまたつまらない。何が言いたいのかわからない。飛鳥井千砂の作品をほめているということだけはかろうじてわかるが、浅い…。

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2012年04月28日

田村はまだか (朝倉 かすみ)

★★☆☆☆

第30回吉川英治文学新人賞受賞作品。

朝倉かすみという人の本は初めて読んだ。とくに何がいいのかわからなかったなあ。賞を取っているのに。解説でもなかなかの褒められ方をしてるんだけど、何がいいのかよくわからない。

とは言っても、裏表紙を読んだときはなかなかおもしろそうだと思って手を伸ばした。同窓会の3時会が現在の時間軸で、その人それぞれが抱えていることに関する回想が入る。そういう、実質短編のようなものがまとまって1つの作品になった感じ。強いて言えば、「ちなっちゃん」が高校で保険の先生をやってる話が一番よかったかな。

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2012年04月24日

悼む人 (天童 荒太)

★★★☆☆

上下巻の2冊からなる。第140回直木賞受賞作品。

群像小説だね、これは。3人の。直木賞を取りそうな作品だなーと思った。愛というテーマに対して真っ向から勝負している。一方で、群像小説の体系を取ってるからハードボイルド的な要素も入れ込むことができる。そういう意味では、群像小説っておいしいね。

最後、静人と倖代がくっつくのはなー、と思った。


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